婚約指輪を渡すタイミングはいつが良いのか

婚約指輪はエンゲージリングともいい、一般的には正式に結婚を申し込む際、男性から女性へと贈られる二人の婚約の証といえる大切な指輪です。
では、指輪を渡すタイミングとして「プロポーズ」か「結納」、この2つの場面どちらがいいのでしょうか。

プロポーズの時に渡す

婚約指輪というと多くの人は、プロポーズと共に指輪を渡すイメージが強いのではないでしょうか。昨今では結納を略式で済ませるカップルも増えていることから、プロポーズ=婚約として指輪を渡すのが一般的のようです。もしも男性側が、二人の記念日や誕生日にサプライズで渡したいと考えているのであれば、事前にしっかりとした準備が必要です。
相手の女性の指輪のサイズはもちろんのこと、日頃からどのようなデザインが好みなのかをさりげなく調べておくと良いでしょう。また、指輪によってはサイズ調整などに2~3週間、オーダーメイドのものでは数ヶ月を要しますので、プロポーズをしたい日から逆算して準備を始めると安心です。
しかし、身に着けるものですから女性の中にはデザインにこだわりがある方も多く、プロポーズ後に改めて二人で選びに行くといった形も増えているようです。
記念となる大切な指輪だからこそ、好みの物を選びたい、喜んでもらえる物を贈りたい、と思う気持ちがある筈です。男性にとっても決して安い買い物ではありませんので、指輪選びに悩んだ時は、一緒に選ぶならでサイズやデザインの好みが合わないといった心配も無くなりますし、プロポーズ後に二人で選ぶこと自体が結婚への準備として大切な思い出になった、と言う女性の声もあります。
どちらにしても、まずはお相手が喜んでくれることが重要です。ロマンチックな演出を大事にする方は、タイミングや場所など丁寧な計画が大切です。そして後日二人で購入する場合でも、指輪の完成後に渡し方を少し工夫するだけで、きっと心に残るものとなる筈です。

結納の時に渡す

プロポーズ以外では結納の際に婚約指輪を贈るという方法もあります。食事会等として簡略化されることが多くなってきた結納ですが、本来はプロポ―ズや挨拶も済んだ後に、両家の繋がりをより強固にするための正式な婚約の儀式になります。
特に結婚は、二人だけではなくお互いの両親にとっても大切な事ですので、挨拶が済んでから結納に合わせて指輪を購入したという人もいるようです。結納では婚約の記念品として指輪のお披露目がされる事もありますので、両家の集まる場で指輪を贈れば、より結婚への実感が増す筈です。
一般的には結婚式の半年~早い所では1年前に結納を行う為、結納で指輪を贈りたいと考えている場合、どの位で出来上がるのか事前に確認して日程を決めておくと良いでしょう。また、地域によっては結納の中で両家が贈り合う結納品として婚約指輪が含まれていることもあります。二人だけで決めるのではなくきちんと確認を取っておくと安心といえます。
家同士の繋がりを深めるための場ですので、結納で指輪を渡したい場合は必ずどのタイミングで渡すのか両親も交えて打ち合わせをしておくと良いでしょう。
もしプロポーズで先に指輪を贈っていても、結納には持ってきてしっかりお披露目をするようにしましょう。

どのような時期に渡すのが良いのか

婚約指輪を渡すタイミングには正式な決まりはありません。しかし前述のとおり昨今は正式な結納をしないことも多いので、今ではプロポーズの時に渡し、後日改めて結納や食事会で機会があれば両親にお披露目をする、といったカップルがもっとも一般的のようです。

一生の思い出でもあり、新しい人生の転機にもなる大切な記念品だからこそ思い出に残るような渡し方が出来ると良いでしょう。